手のひら先生の東洋医学講座 3
手のひら先生の東洋医学講座 3
今回からは中国医学研究書 加納喜光著「中国医学の誕生」東京大学出版会を参考に読み解いていきましょう。
一般的には鍼灸など、中国が発祥の地と言う認識があります。しかしここでは、その源流をインド医学にまで辿って見せるのです。
知られていることですが、「素問」異法方宜論編には治療法の起源を次のように説明しています。砭石は東から、毒薬(薬物療法)は西方から、灸は北方から、鍼は南方から、中央は導引・按きょうが起こったと説明されている。
現在東洋医学とは内経医学とも言われ、「内」は内科を意味します。「外経」もあったはずと思われていますが、原典となる書物が今は失われているため、外科が東洋医学には欠けています。
本書の冒頭ではインドの名医ジーヴァカの外科手術紹介をしています。これは中国の名医と言われる、扁鵲や華陀の医話と類似点を見出せるとのことです。
さて中国医学を初めとして、世界で行なわれている医療はどのような歴史があるのか? 廣瀬輝夫 秀明大学医療経営学科主任教授と渥美和彦 東京大学名誉教授の対談 「代替医療のすすめ」日本医療企画 平成13年出版 から拾って見ましょう。
伝統医学として分類されてる インド発祥 アーユルヴェーダ 5000年前 中国医学 4000年前 ユナニ医学 アラブ 3000年前
民族医学として ギリシャ・ローマ発祥 アロマ療法 2500年前 フランス発祥 タラソ療法(指圧・砂浴) 500年前 があります。
インド医学は中国医学に先んずること1000年はあります。世界には各地域に根ざした、伝統医学民族医学と呼ばれる医学の長い歴史があるということです。
西遊記などでも分かるように、仏教の元はインドです。また日本に鍼灸漢方薬が伝わってきたのは、仏教伝来と伴にです。古代の医療の担い手は多くが僧侶であったことなどから類推しても、インドから東洋医学は伝わってきたと判断して良いと思う。
10年近く前だったかと思います。NHKテレビでチベットの医療を特集したことがあります。鍼灸の治療でした。その農民は3日も掛けて、山を越えた村からやってきました。農作業中に突然何回も倒れてしまうと言うことでした。
小さく暗い治療所に彼が一人で椅子に座っています。そこへ3人ほどの医師たちが入れ替わり立ち代り部屋に来ます。やがて診断がついたのか、一人がタコ糸のような紐を持ち、患者の頭のあちら側からこちら側に、両手で持った紐を渡して次々計測していきます。やがて終わったと思ったら、円錐形の形をした 工事中などの標識に使うコーンに似たようなデッカイ鍼でした。それを頭の天辺に刺したのです。それに艾をつけて火をつけます。頭にする温灸治療です。
大丈夫なのかなと見ていましたが、彼は翌日元気に村へ旅立って行きました。とてもシンプルな治療で、鍼の原点を見たような気持ちでした。その時から鍼の祖先は中国よりこちらの方ではないかと思っていました。
今回からは中国医学研究書 加納喜光著「中国医学の誕生」東京大学出版会を参考に読み解いていきましょう。
一般的には鍼灸など、中国が発祥の地と言う認識があります。しかしここでは、その源流をインド医学にまで辿って見せるのです。
知られていることですが、「素問」異法方宜論編には治療法の起源を次のように説明しています。砭石は東から、毒薬(薬物療法)は西方から、灸は北方から、鍼は南方から、中央は導引・按きょうが起こったと説明されている。
現在東洋医学とは内経医学とも言われ、「内」は内科を意味します。「外経」もあったはずと思われていますが、原典となる書物が今は失われているため、外科が東洋医学には欠けています。
本書の冒頭ではインドの名医ジーヴァカの外科手術紹介をしています。これは中国の名医と言われる、扁鵲や華陀の医話と類似点を見出せるとのことです。
さて中国医学を初めとして、世界で行なわれている医療はどのような歴史があるのか? 廣瀬輝夫 秀明大学医療経営学科主任教授と渥美和彦 東京大学名誉教授の対談 「代替医療のすすめ」日本医療企画 平成13年出版 から拾って見ましょう。
伝統医学として分類されてる インド発祥 アーユルヴェーダ 5000年前 中国医学 4000年前 ユナニ医学 アラブ 3000年前
民族医学として ギリシャ・ローマ発祥 アロマ療法 2500年前 フランス発祥 タラソ療法(指圧・砂浴) 500年前 があります。
インド医学は中国医学に先んずること1000年はあります。世界には各地域に根ざした、伝統医学民族医学と呼ばれる医学の長い歴史があるということです。
西遊記などでも分かるように、仏教の元はインドです。また日本に鍼灸漢方薬が伝わってきたのは、仏教伝来と伴にです。古代の医療の担い手は多くが僧侶であったことなどから類推しても、インドから東洋医学は伝わってきたと判断して良いと思う。
10年近く前だったかと思います。NHKテレビでチベットの医療を特集したことがあります。鍼灸の治療でした。その農民は3日も掛けて、山を越えた村からやってきました。農作業中に突然何回も倒れてしまうと言うことでした。
小さく暗い治療所に彼が一人で椅子に座っています。そこへ3人ほどの医師たちが入れ替わり立ち代り部屋に来ます。やがて診断がついたのか、一人がタコ糸のような紐を持ち、患者の頭のあちら側からこちら側に、両手で持った紐を渡して次々計測していきます。やがて終わったと思ったら、円錐形の形をした 工事中などの標識に使うコーンに似たようなデッカイ鍼でした。それを頭の天辺に刺したのです。それに艾をつけて火をつけます。頭にする温灸治療です。
大丈夫なのかなと見ていましたが、彼は翌日元気に村へ旅立って行きました。とてもシンプルな治療で、鍼の原点を見たような気持ちでした。その時から鍼の祖先は中国よりこちらの方ではないかと思っていました。
この記事を簡単にソーシャルブックークできます→
タグ
2009年6月13日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:東洋医学講座
トラックバック(0)
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.riumati.com/mtos/mt-tb.cgi/56
http://www.riumati.com/mtos/mt-tb.cgi/56
コメントを投稿する
(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)

