リウマチの広場(by 手のひら先生)で“お灸”タグの付いているブログ記事
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深谷伊三郎 その5
深谷伊三郎師のお話も最終回にいたしましょう。ある時何気なくNHKラジオを聴いました。すると立川志らくと言う落語家が出演していました。彼がこのような話をしていました。「私は疲れたりするとお灸をしてもらいに行くのです。するとお灸の先生は『お若いのにお灸をするとは感心だね』と言います。私のおじいちゃんが昔お灸の先生で、よく私に据えてくれていたのですよ。」『何と言う先生ですか』「深谷伊三郎と言いました」『深谷先生のお孫さんでしたか』と言われて、深々とお辞儀をされてしまいます。これを聞いて、私も「立川志らくのシネマ落語」と言う言葉は知っていましたが、彼が深谷師のお孫さんとは、この時初めて知った次第です。親や家の職業を継ぐことも大事なことはありますが、このように別の才能を開花させるのも良いものだと思っています。2代目、3代目で成功した例は少ないのが、どの道でもあるのですから。
今回は少々リウマチの話題からそれてしまいました。
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2008年12月28日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:鍼灸治療
深谷伊三郎 その4
深谷伊三郎師のリウマチ治療はもちろんですが、そのほかにも様々な興味ある症例が載っています。眼の治療例では、師の頭の柔軟性・真摯な研究心に触れることができます。
「ある時タクシー運転手が来院した。そのとき腕の付け根、盛り上がった筋肉があり三角筋と呼ばれていますが、ここにお灸の痕がありました。臂臑と言うツボでした。どこでこれを教えてもらったのかと聞くと、隣のばあさんが中心性網膜炎なんぞは、ここに灸をすえれば治ると言って灸をしてくれた。およそ3、40日で治ってしまった。」これ以来師はこのツボの研究を押し進めていくのです。素人が行なったからと馬鹿にしたり、見過ごしたりするのではなく、それが真に灸の発展に寄与するのなら取り入れる、進取の精神にあふれているといえます。それが大家になった後でも持ち続けることは、大変なことだと感銘したところです。
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2008年12月27日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:鍼灸治療
深谷伊三郎 その3
深谷伊三郎師の、例えばリウマチ治療法は、ごくオーソドックスと言える治療法です。ただ多くのツボとり治療家とは違って、体の治癒力を引き出す本治法を行なっていることです。この前書いたように、代田文誌著「澤田健の鍼灸真髄」にはこの本治法が、意図したか否かは定かではないのですが、ここが書かれてはいません。深谷師の優れているところは、鍼灸師のレベル向上を図って書かれた、いわば指南書なのでここが事細かに説明されているのです。ただ今と事情が異なり、その多くは諸症状特に痛みの消失は書かれているものの、血液検査等の数値はないので、現代医学的に「完治」までなったか否かは判断できません。類推すれば、お灸の効果として白血球が増殖するので、新潟大学教授安保徹氏が提唱する、自律免疫療法と同じような効果が出るのかもと思っています。
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2008年12月26日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:鍼灸治療
深谷伊三郎 その2
東洋鍼灸専門学校で按摩の師、井上良太先生がある日授業の中で、「お灸で病気を治した話」はアイデアの宝庫で、鍼灸師の多くはそこからヒントを得ていると話されました。確かに様々なアイデアが湧いてくる内容で、それは師の知識もさることながら、人間性も伝わって来ます。あるセミナーでのことでした。「私の先生は知識が豊富で深い。何を聞いても答えてくれる。その出典もどこから来ているのかが分からないほどだ。」と講師が言っていましたが、実はこの本の引用であったのが後に分かったこともありました。かなり有名な先生でしたが。何しろ読み物としても面白く、昭和初期の庶民の生活を知ることも出来ます。また灸と言うものが庶民生活に根ざしていたことも理解できるのです。感心するのは、師の柔軟な精神です。たとえその治療法が素人によって行なわれたとしても、すぐ追試をして自家薬籠中にしてしまうのです。これは変なプライドを持たず、真にお灸治療の真髄を探求をされていたことが伺われます。
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2008年12月25日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:鍼灸治療
深谷伊三郎 その1
さて昭和のお灸界の二大巨頭のお一人、深谷伊三郎師のお話をします。深谷師は初め弁護士を目指し、早稲田大学で勉強していましたが、昔のこと結核に侵され断念することになりました。お灸で救われこの道に進まれることになりました。ペニシリンが発見製造されるまでは、肺結核は不治の病として恐れられていました。またこれをお灸で治されて、鍼灸界に身を投じた方も少なくありません。鍼灸学校時代を通して教えをいただいた、奇経療法の山下詢先生もそのような経験がおありと聞いています。
さてこの深谷伊三郎師は「お灸で病気を治した話」と言う、ガリ版刷りのタブロイド版で、会員向けにお灸治療の指導書を発行していました。鍼師に比べやや知識が劣っていた灸師のレベルアップを図るため、やさしい読み物形式で記述していました。読み終えればお灸のすえ方、病理学、解剖学までも理解できるという風にです。
「深谷伊三郎」
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2008年12月24日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:鍼灸治療

