リウマチの広場(by 手のひら先生)で“代替医療”タグの付いているブログ記事
下記のエントリー(記事)が検索結果となります。
代替医療・補完医療
代替医療・補完医療について
この言葉に西洋医学優位の意味合いが強く込められていますね。世界地図を描く時、日本の出版なら日本が中心に、アメリカならアメリカが世界の中心に描かれます。
ここからは、
渥美和彦 日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)理事長・東京大学名誉教授
廣瀬輝夫 秀明大学医療経営学科主任教授
「対談」代替医療のすすめ 患者中心の医療をつくる
日本医療企画 2001年 出版 を参考にします。
この考え方の中心に、エビデンス(証拠)と言う理念があります。しかしこのエビデンスがどうも曲者です。西洋医学はエビデンス100パーセントと我々は考えますが、実際は我々が受けている治療法の、実に20パーセントぐらいしかエビデンスは無いそうです。エビデンスらしいものを入れても、その数は40パーセントにしかならないといわれています。
この本を読むと実に世界では多くの医療があることが理解できます。伝統医学、民族医学、新興医学と分けられていて、さらに細分化されています。
伝統医学の中で、インドのアーユルベーダは実に5000年の昔から、アラブのユナニは3000年前、中国漢方薬鍼灸気功は4000年前からと分類されています。
西洋医学以外で常に問題とされるのが、一定の品質や信頼度と言うことです。
確かに私も伝統医学の中の鍼灸を業として行なっていますが、この中で見聞きすることの数々に、信頼度への疑いは常に存在するのです。
例えばあるセミナーは「癌コントロール」と言う文字を掲げていました。コントロール?
治療なら「癌克服、癌征圧、癌撲滅」などと言う文字を使うはずですが、コントロールです。
案の定、色々なメンバーが参加していました。例のアトピーで悪評のある病院の医者も来ていました。某国立大学病院の医師も来てこのような発言をしていたのは、本当にビックリし話を聞いていくうちに、こいつは馬鹿かと思いました。
そこのセミナーで紹介されてはいるが、日本では未承認の薬がありました。未承認なので輸入すると税関で止められてしまいます。相当なやり取りがあり、最終的には一札入れて手に入れたそうです。
病院で食道がんが悪化して、何も喉を通らなくなったそうです。そこでこの薬を試してみようと思ったそうです。看護師に頼んで注射しようとしましたが、その頃看護師のミスで様々な事が報道されており、その彼女も再三拒んだそうです。「先生この薬は何でしょうか、認められているのでしょうか」「お願いだから、私が責任を取るから」と言ってやっと注射をしてもらったそうです。
ここでおかしいのは、医者なら自分で注射やれよ!と言うことです。
翌日大学病院中でこのことが大問題になったそうです。彼が言うには「患者の食道はそれで広がって物が通るようになった」そうです。大変不満そうに言っていました。
これおかしいでしょう?病院と言う公の機関内で、試してみたいからと言って、未承認で人体実験をしてはいけません。自分の治療院を開設し、まず自分の身内を実験に使うべきなのである。彼は全くそれを理解していなかったのである。
医者がやっている代替医療の一端でしょうが、このような胡散くささは、誰がやるにしても伴うのが今の代替医療なのではないでしょうか。
代替医療を行なう場合、個人の技量に左右される面もありますが、歴史の荒波にもまれてきた伝統医学は、それなりのフィルターが掛かって勝ち残ったものであると言えます。
中国人医師が書いた書物に書いてあったのですが、漢方薬は3000年4000年の壮大なる人体実験経を経てきた。例えば有名な高麗人参は「文献には残っていないが、おそらく大変な数の死者を出していただろう」と言っている。それは人参の薬効が高いので、その効果で治ったまたは元気が出て、治りきらないのに無理して動いて返って死期を早めることになっていたのではないか。という人体実験なのです。
今現存している漢方薬は、このような歴史を経て残っているので、それ自体がすでにエビデンスを勝ち取っていると私は思うのです。
新興医学はまだその洗礼を受けていない。そういう意味では何らかの対策を探さなければならない分野ではあります。
タグ
2009年3月 2日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:代替医療
代替医療の問題点
鍼灸は現代の医学の中で、どのように位置付けられているのでしょうか?
Complementary(補足)とかAlternative(代替)と表現されることが多いのです。これは西洋医学が正統な医学であると位置つける、西洋哲学礼賛の思想から来るものと考えます。
世界人口56億人のうち、西洋医学を受けている人口は6億人ほどと言われているそうです。
ではどのような医療を世界の人たちは受けているのだろうか。次は廣瀬輝夫(秀明大学医療経営学科主任教授)の分類されたものから、抜粋させていただきます。
3つに分けると、1伝統医学 アーユルベーダ(インド) ユナニ(アラブ) 漢方(中国)
2、民族医学 タラソ療法(フランス) アロマ療法(ギリシャ・ローマ) オーラソーマ(イギリス) 新興医学 ホメオパシー(イギリス・ドイツ・フランス) カイロプラクティック(アメリカ) ナチュロパシー(アメリカ) オステオパシー(ドイツ・アメリカ)
バイオフィードバック(アメリカ) オイルトミー(フランス・アメリカ)
西洋医学はまだ出来てから400年足らず、しかしそのほかの医療は実に何千年も歴史の荒波をくぐってきたものです。これを代替とか補完・補足として扱ってよいのかと言う問題は常に横たわっているのです。
私は上記の中では、漢方薬と鍼灸アーユルベーダは経験しています。そのほか気功治療や日本で考えられた整体やカイロプラクティックに属するものを経験しています。
西洋医学とこの代替医療と分類されている、また差別的に扱っている根拠は、エビデンス・ベイスト・オン・メデイスンとして治療の証拠が出せないと言うことにあると言われています。
一方西洋医学がこれらをすべてクリアーされているかと言われると、40パーセント程度しか出来ていないそうです。
エビデンスの欠陥それを持って、代替医療の地位をすべて引き上げられるかと言うと、経験から言っても無理なことと言えます。
アーユルベーダを受けたことがあります。彼はスリランカで正式に、アーユルベーダ教育を受けています。聞くとスリランカの医学部は600人ほど入学するそうです。上位から希望を聞いて300名は西洋医学、300名はアーユルベーダを選択するそうです。彼はおじいさんがアーユルベーダの医師だったので、こちらを選択したそうです。
4年後に卒業する時は、卒業生は3名ほどになっていたそうです。覚えることが多いことと、治療が余りにハードなため耐えられなくなって辞めてしまうそうです。
確かに理論は難しそうですし、ハーブオイルを自ら調合する過程も大変な労力を使いそうです。また彼は日本で行なっているので、風土に合った調整を行っているので、この治療を生かせているのだとも言っていました。
ところが私がアーユルベーダ療法を受けたいと思って、サイトを探していたところ見つけました。日本では最初にこれを研究始めたようなところでした。しかしアーユルベーダが効かなければ鍼を刺すなどと言っているので、行かなかったのです。
案の定スリランカの彼のところで施術を受けると、彼が言うには「集まりに参加して言いました。先生ゴマ油を塗るだけではアーユルベーダではないですよ」と言ったのですが、聞き入れなかったそうです。
そうかと合点が行きました。どうしてもこれを体験したかったのですが、年末でもありどこも休暇に入ってしまっていました。そこでアーユルベーダを謳って週刊誌広告を載せているところに行ってみました。
行ってみるとそこは風俗のお店でした。でも女の子が言うには「上記の先生が行なっている指導に従ってオイルを調合しています」でもそれあとで考えると、ゴマ油でした。そこに参加すると会費を取られるそうです。仮に1000人会員がいて、年会費1万円取っても一千万円です。それでゴマ油はないでしょう。
このような体験からも言えるのですが、代替医療の中にはそれを謳っていても、中身が全く伴わないことが多いのです。
よく中国では優秀な医師だったが、日本に来て鍼灸師を行なっている。中国では大学をでて優秀な鍼灸師だった。それが日本に来て鍼灸師をしているのだから優秀だ。と言う連想をさせるような広告があります。日本人は鍼の本場中国、中国人鍼灸師は皆達人と言うイメージを持ってしまいます。
でも柔道の本場日本、日本人はすべて柔道の達人と言う連想は我々にはないですね。しかし、上記のような場合は判断する力、それが働かないのです。
中国では鍼灸師は病院で西洋医師と同等に扱われているのです。もし特殊な技術、例えば脳溢血後遺症に効果的な特殊な鍼を持っていれば、彼は超ビップ待遇の高級国家公務員であるはずです。その彼が日本にいるはずはありません。
いまこの代替医療の問題に横たわるもののひとつに、信頼できる基準がないことにあるのです。
それがクリアーされれば、エビデンスの問題はおいて、あとは患者側のニーズに耐えるものが、次世代に残っていくはずと考えるのです。
タグ
2009年2月23日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:代替医療

