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呼吸法の効果
呼吸法は気功だけでなく、身体にとってとても大切なことです。
呼吸法の基本は腹式呼吸です。この腹式呼吸を行なうと心拍数と血圧が下がってきます。
何故かと言うと、ひとつの理由は腹腔に血液が流れ込むので、必然と血圧は下がるのです。
いまひとつの理由は、横隔膜を下げることで交感神経の興奮を抑えることによります。
有名な新潟大学大学院教授、安保徹先生の自律神経免疫療法は、副交感神経の活性化を図ることで、交感神経を鎮め血液の顆粒球とリンパ球の比率を正常化することで、免疫システムを元に戻し癌などの治療も可能にすると言うものです。
腹式呼吸の要点は、下腹を膨らませることです。すると横隔膜が下に引っ張られます。横隔膜の脊椎側からは、交感神経が内臓に伸びています。これが上記に述べたとおりの効果を導き出す原因です。
気功における呼吸法は、気魄の「魄」は肺が主と言われます。肺にいかに空気と酸素を取り込めるかが、この魄を大きくするか小さくするかを左右します。
この胸郭をいかに広げるか、広げさせるかがが、指導者としての気功師に掛かっているのです。変な形をさせているな?と思ったら、気功師は本当のところは教えたくないのだが、でも教えたくないので、秘密を隠しながら「形・かた」として教えることにするのです。
本当のところを簡単に教え、他の指導者と同じようなことをしたんじゃお金はいただけません。ぶっちゃけて話すとそうなってしまいます。そこで呼吸法を色々アレンジして見せるのです。
さらに気功の要点は、呼吸と身体に流れる気を、どのようにイメージしながら行なうかに掛かっています。これは大切なことで、これをしなければ単なる呼吸法に終わってしまいます。
この呼吸法は実際のところどのような効果があるのか?
その昔学生時代に授業で聞いた話です。清水の次郎長が剣豪山岡鉄舟に「剣の達人になるにはどうしたら良いか」と尋ねました。すると「強いものと剣を交えないことだ」と答えたそうです。そのときは聞き流してしまっていました。
またあるところで、宮本武蔵は百戦練磨負けたことがないそうです。何故か?それも負けるような戦いは絶対しなかったそうです。
ではなぜ彼らは相手の実力を見切ったのでしょうか。私は気功を学び呼吸法を理解するにつれ、このことが分かりました。
相手を切るには全力で行なわなければなりません。それには空気を吸っている間では、力が抜けてしまいます。吸気をし始めたら相手に打ち込まれてしまいます。そこで対峙したら空気は吐き続けなければなりません。こちらがもう限界なのに、敵はまだ息を吐いていると知ったら、一目散逃げ出すのです。これで負けることはありません。
また剣豪は日頃から呼吸を深くすることを心掛けているので、それを見分ければ自ずと相手の実力は見分けられます。
いつも言っていることですが、道とつくものや信仰に関するものには、様々な仕掛けがあります。例えば読経です。経はぶつぶつ切って読み上げることはありませんね。長く読み上げる経はそれ自体呼吸法になっているのです。
また力を入れるだけではなく、力を抜くことも呼吸法はするわけです。この抜くことは脳をリラックスさせる働きがあります。
息を吸うときは力が抜けるわけですが、吐く時も身体の力が抜ければ、それは完全にリラックス状態が出来るのです。
アイデアがどんどん湧いてくるはずです。お試しください。
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2009年2月20日|コメント (0)|トラックバック (0)
カテゴリー:鍼灸師と気功

